2022/07/01

[植物化した人が生命と死をもたらす世界] フールナイト

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[植物化した人が生命と死をもたらす世界] フールナイト

フールナイト 1巻

ダーク
特殊能力
相棒

安田佳澄

期待の新人が突きつける選択！　ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。植物が枯れ酸素も薄くなった世界。しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て植物として新たな生へ踏み出すか。人々は選択を迫られる――

ジャンル：青年マンガ
出版社/連載情報：小学館、ビッグコミックスペリオール

需要と供給が成立しているとはいえ、行政が人間を酸素を生み出すための手段としての植物化させる「転花」を支援していて、ある意味での「死」を認めている社会が成り立っている世界観がおもしろい。

貧困にあえぐ人々が多く、主人公のトーシローもその中の一人で、人生に絶望し終止符を打つために支援金目当てに転花手術を受けるところから物語は始まる。
転花手術から完全に植物化する「霊花」までの約2年間、様々な人達との関わりで何を思いどう生きるのか。

幼なじみのヨミコとのバディっぷりや転花した人とそれに関わる人のエピソードは見もので、そういう感じで数巻いくのかな～と思いきや、本筋のストーリーもテンポよく進むので飽きさせない感じがうれしい。

2巻から急激にストーリー進行が加速していき、バトルやグロ要素や出始めて先日発売の最新4巻では大分ダークで闇深な展開に…

ここから先の展開に光はあるのか。続きが気になります…！